ビートル紹介

リニューアル完了

NEW BEETLE

ビートル紹介

ビートルとは

1990年5月、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)船舶事業部が、博多~平戸~長崎オランダ村間に高速船(水中翼船:ジェットフォイル)「ビートル」を、
翌1991年3月にJR初の国際航路として福岡~釜山間に高速船「ビートル二世」を就航させました。
2011年10月には対馬~釜山航路に新規就航し、国際航路はこれまでに600万人を超えるお客さまにご利用いただき(2017年7月10日現在)、
日韓交流の架け橋として日々安全・安定輸送に努めております。
2018年7月からは、日本で初めて博多~対馬間で九州郵船株式会社運営の元、国際線と国内線の旅客が同じ船舶に混在する混乗便の運航を開始します。
お客さまに喜んでいただけるサービスの提供、さらに愛される「ビートル」を目指し、
2020年には福岡~釜山航路に新型高速船(三胴船:トリマラン)の就航を予定しております。
※2005年10月からはJR九州より分社化したJR九州高速船株式会社が運航を行っています。

B1 B2 B3
船内設備について

航路図航路図

    ■福岡~釜山
    213km、所要時間 3時間5分(直行便)/3時間45分(対馬寄港便)
    ■対馬(比田勝)~釜山
    76㎞、所要時間 1時間10分
    ■博多~対馬(比田勝)
    147㎞、所要時間 2時間10分

ビートルのメカニズム ~就航率97%の秘密~

ジェットフォイルの魅力

福岡と釜山を3時間5分で結ぶ海の国際超特急”ビートル”は、ジェットフォイルと呼ばれるウォータージェット推進式の水中翼船です。
軽くて錆びにくいアルミニウムの船体は、港を出ると水中翼によって海面から持ち上げられ、波の影響を受けにくい翼走状態で航行します。
また、一般の船が推進力としてスクリューを使用するのに対して、ジェットフォイルでは強大なパワーのガスタービンエンジンで駆動するウォータージェットポンプから
勢いよく海水を噴射して高速航行を行います。
このページでは、ジェットフォイルの高速で安定した航行の秘密についてわかりやすくご案内しています。
対馬海峡を疾走する「海飛ぶカブトムシ」ビートル。さあ、小さな船体に秘められた技術とパワーの粋をお楽しみください。

BEETLEのサイズ

BEETLEのサイズ

ジェットフォイルの航行

  • 水中翼を引き揚げた状態

    ■水中翼を引き揚げた状態
     (図は前部水中翼のみ引き揚げ)

    停泊中や水深が浅い海域での航行では水中翼を引き揚げます、後部の水中翼も後方に引き揚げたまま航行が可能です。

  • 水中翼を降ろした状態

    ■水中翼を降ろした状態

    前後の水中翼を降ろした状態です。このまま時速約13kmのスピードで浮上地点へ向かいます。一時寄港時などに水深がある場合はこの状態で保留します。

  • 浮上(テイクオフともいいます)

    ■浮上(テイクオフともいいます)

    エンジンの出力を上げると、次第にスピードが増し、時速約46kmに達すると水中翼の効果で浮上が始まります。この際、水中翼のフラップを下げ、揚力を増しています。

  • 翼走(浮上が完了した状態です)

    ■翼走(浮上が完了した状態です)

    エンジンの出力を最大にすると、速度は時速約80kmに達します。このとき、船体後部のウォータージェットノズルからは毎分180トンにおよぶ海水が噴射されています。

浮上と推進のしくみ

浮上と推進のしくみ
    • 1舷灯
    • 2レーダー
    • 3風向風速計
    • 4無線アンテナ
    • 5ガスタービンエンジンン排気
    • 6ガスタービンエンジンン吸気口
    • 7ガスタービンエンジンン501-KF
    • 8ウォータージェット噴射ノズル
    • 9アフトストラット(後部支柱)
    • 10後部水中翼
    • 11ウォータージェット用吸水口
    • 12燃料タンク(軽油)
    • 13バウ・スラスター(船首旋回用推進機)
    • 14フォーワードストラット(舵兼用前部支柱)
    • 15前部水中翼
    • 16アンカー 

ウォータージェット推進システム

2基のガスタービンエンジンで駆動されるウォータージェットポンプによって、後部水中翼の吸入口から吸い込まれた海水は加圧され、
一気に海中に噴射されます。噴射ノズルの先端には噴射の向きを変えるデフレクターや後進の際に使用するリバーサーが取り付けられ、進行方向を制御しています。

ウォータージェット推進システム

フラップの役割

フラップの役割

水中翼の後端には可動式のフラップが備えられており、角度の調節によって自由に揚力を制御できます。
前後左右のフラップを姿勢センサーと直結した自動制御装置(ACS)が操作することによって
ビートルは常に安定した姿勢と最適な浮上高度を保ちながら、航行しています。
大きな波や強い風の中でも安全で快適に高速航行するために、コンピューターによる姿勢制御が役立っているのです。

水中翼と浮上のしくみ

水中翼と浮上のしくみ

船底の前後2カ所には水中翼があり、ウォータージェットによって船が速度を増すと
翼の上下の圧力差から揚力(船を持ち上げようとする力)が生じます。
これによって船体は海面上に浮上し、水中翼だけが海中に残って船を支え、
ウォータージェット用の海水を吸い込む役割を担うことになります。水中翼が船体を浮上させるしくみは、
飛行機の翼が機体を持ち上げるしくみと同じです。

ガスタービンエンジンの強大なパワー

ビートルの圧倒的な高速性能を支えているのは強大なパワーを生み出すガスタービンエンジンです。
もともと航空機用に開発されたこのエンジンは1其あたり3,800馬力。
ビートルには2其が搭載され合計7,600馬力、毎分13,000回転を誇る高出力。このパワーは回転軸によってウォータージェットポンプへと伝わり、
海水を圧縮して噴射。ジェットフォイルを前進させる大きなエネルギーとなります。

<ガスタービンエンジン501-KFのしくみ>

エンジンの始動から運転まで

ガスタービンエンジンの強大なパワー