ビートルのメカニズム~就航率97%の秘密~

ジェットフォイルの魅力

福岡と釜山を3時間5分で結ぶ海の国際超特急”ビートル”は、ジェットフォイルと呼ばれるウォータージェット推進式の水中翼船です。

軽くて錆びにくいアルミニウムの船体は、港を出ると水中翼によって海面から持ち上げられ、波の影響を受けにくい翼走状態で航行します。

また、一般の船が推進力としてスクリューを使用するのに対して、ジェットフォイルでは強大なパワーのガスタービンエンジンで駆動するウォータージェットポンプから勢いよく海水を噴射して高速航行を行います。

このページでは、ジェットフォイルの高速で安定した航行の秘密についてわかりやすくご案内しています。
対馬海峡を疾走する「海飛ぶカブトムシ」ビートル。さあ、小さな船体に秘められた技術とパワーの粋をお楽しみください。

BEETLEのサイズ

ジェットフォイルの航行


■水中翼を引き揚げた状態(図は前部水中翼のみ引き揚げ)
停泊中や水深が浅い海域での航行では水中翼を引き揚げます、後部の水中翼も後方に引き揚げたまま航行が可能です。

■水中翼を降ろした状態
前後の水中翼を降ろした状態です。このまま時速約13kmのスピードで浮上地点へ向かいます。一時寄港時などに水深がある場合はこの状態で保留します。

■浮上(テイクオフともいいます)
エンジンの出力を上げると、次第にスピードが増し、時速約46kmに達すると水中翼の効果で浮上が始まります。この際、水中翼のフラップを下げ、揚力を増しています。

■翼走(浮上が完了した状態です)
エンジンの出力を最大にすると、速度は時速約80kmに達します。このとき、船体後部のウォータージェットノズルからは毎分180トンにおよぶ海水が噴射されています。

ガスタービンエンジンの強大なパワー

ビートルの圧倒的な高速性能を支えているのは強大なパワーを生み出すガスタービンエンジンです。もともと航空機用に開発されたこのエンジンは1其あたり3,800馬力。ビートルには2其が搭載され合計7,600馬力、毎分13,000回転を誇る高出力。このパワーは回転軸によってウォータージェットポンプへと伝わり、海水を圧縮して噴射。ジェットフォイルを前進させる大きなエネルギーとなります。

<ガスタービンエンジン501-KFのしくみ>

エンジンの始動から運転まで

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